分解能12-18ビットのADコンバータ駆動用2ch差動アンプ

　米アナログ・デバイセズ社（ＡＤＩ）は、分解能１２ビットから１８ビットの高速ＡＤコンバータを駆動できる２チャンネルの差動アンプ「ＡＤＬ５５６６」を発売した。価格は１千個受注時６.０５ドル。

　新製品は、３デシベル帯域幅４.５ギガヘルツ　という広帯域が特徴。業界最高水準の低歪み、低ノイズ性能を実現している。ＩＰ３／ＩＰ２も１千メガヘルツ　まで良好な特性を保つ。無線インフラ機器のＩＦ（中間周波数）サンプリングレシーバや産業用計測機器などの用途に適する。

　７０メガヘルツ　から１千メガヘルツまで六つの周波数で使用が規定され、設計プロセスを短縮できるだけでなく、柔軟性の高い回路設計が可能になる。市場投入までの時間の短縮や、部材コスト、基板実装面積も削減できる。

　電源電圧範囲は２.８Ｖから５.２Ｖでチャンネルごとに設定可能なイネーブル端子も搭載する。消費電力は電源電圧３.３Ｖ時１チャンネル当たり７０ｍＡ、同５Ｖ時同８０ｍＡとなっている。パッケージは４ミリメートル角サイズの２４ピンＬＦＣＳＰを採用している。