発生量調整可能な業界最小のオソン発生モジュール

　村田製作所は、業界最小のオゾン発生モジュールを開発し、量産を開始した。

　消臭、除菌、防カビなどに効果があるオゾンを発生できる。オゾン生成能力２.５ミリグラム／ｈ以下。外形寸法は発生子部１４.２×３１.５×１７ミリメートル、電源部３６×５０×２４ミリメートル。

　白モノ家電、車載用アクセサリ、各種インテリア、介護用品、ペット用品などに供給する。生産は深セン村田科技有限公司。月産能力３０万個でスタートした。サンプル価格は３５００円。

　発生子にＬＴＣＣ基板を使用。放電電極、誘電電極を内蔵する独自の電極構造を採用。沿面放電式により小型で安定的にオゾンを生成できる。新開発の駆動用電圧電源を用い、放電に必要な分だけ電力を供給するため、効率良くオゾンを生成する。異常を検出・停止する過電流保護回路と出力検知用端子を装備。

　入力電圧をオン・オフすることなく、リモート信号で間欠動作のコントロールが可能で、オゾン発生量を自由自在に調整できる。放電部をケースでハウジングした。オゾン発生部と駆動電源を分離し、取り付け自由度を高めた。

　使用温度範囲-１０―+５０度Ｃ、入力電圧１２Ｖ±１０％、最大動作デューティ４０％、消費電力約１.０Ｗ（動作デューティ４０％）。