130502_01 サムスン電子

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5月2日 130502_01 サムスン電子 半導体集積回路 メモリー 移動体通信機器用

20ナノ技術使用の4ギガビットLP DDR3モバイルDRAM


【ソウル支局】韓国のサムスン電子はこのほど、業界で初めて20.ナノメートル級のプロセス技術を適用した超高速4ギガビットLP(低消費電力)DDR3モバイルDRAMの生産を開始したと発表した。

 PCに使用される標準DRAMに匹敵する性能を提供し、特にハイエンドのスマートフォンやタブレットなど、次世代モバイル機器用に設計されている。

 ピン当たりのデータ転送速度は最大2133メガビット/秒(Mbps)で、前世代LPDDR2の2倍以上。これを組み込んだモバイル端末では、フルHD動画3本、計17ギガバイトのデータをわずか1秒で転送が可能。また5インチ以上の大画面を搭載したスマホでフルHD動画をシームレスに表示できる。

 30ナノメートル級プロセスによるLPDDR3 DRAMと比べると、性能は30%以上向上、同時に20%の省エネを実現。これをシングルパッケージに4個集積した2ギガバイトパッケージ製品は高さ0.8ミリで、薄型化が進むモバイル機器に最適だ。  サムスンは、今年後半にも先進の20ナノメートルモバイルDRAMの量産に着手し、メモリー業界におけるリーダー企業としての競争力を一層、強固なものにすると意気込む。

 米調査会社ガートナーによると、13年の世界のDRAM市場規模は前年比13%増の296億ドルに達する見通し。  このうち、モバイルDRAMの売上げは100億ドルを超え、市場全体の約35%を構成する見込み。


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