電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
9月18日 130918_01 ミツミ電機 半導体集積回路 汎用リニアIC デジタル情報家電用

サーマルシャットダウン/温度センサー内蔵レギュレータIC


 ミツミ電機は、サーマルシャットダウン/温度センサー内蔵で安全かつチップ温度のモニタリングを実現する、300mA 低飽和タイプレギュレータIC「MM3608/MM3615」の開発を完了、今年12月から量産開始する。主な用途はテレビ、BDプレヤー/レコーダ、ノートPC、携帯機器など。

 安全性の観点から、低電流の小型LDOについてもサーマルシャットダウン(TSD)の市場要求が増加している。従来品のカレントリミットによる過電流防止に加え、発熱を感知しICをシャットダウンするTSD搭載により安全性が向上している。

 温度センサー内蔵のMM3615は、IC内部の温度をシステム側でモニタリングすることで、システム全体の安全性を高めるソリューションも構築可能。  特徴は、TSD内蔵(MM3608/MM3615)により、ICの異常発熱を感知し出力をシャットダウンし、異常発熱による破壊を未然に防止。温度センサー内蔵(MM3615)によりチップ内部の温度を出力可能。

 温度センサーの出力は、リニアタイプのMM3615AとSWタイプのMM3615Bを用意。前者は温度に対しリニアに電圧を出力し、後者はTj=100℃をしきい値としてHigh/Low出力が切り替わる。

 従来のLDOを使用する場合には熱抵抗などのパラメータからIC内部の温度を計算し熱設計されていたが、同製品は内蔵温度センサーによりIC内部の温度がモニタリング可能で、より高精度な熱設計が可能。

 既存のLDOラインアップに加え、汎用品として各種用途に展開する。現在のパッケージはSOT―25Aのみだが、顧客の要望に応じてパッケージ展開を検討していく。

 サンプル価格は100円(消費税別)。生産は日本で行い、12月から月産50万個の生産を計画する。

 仕様は動作電圧1.8―6.5V。出力電流0―300mA。出力電圧0.8―5.0V(0.1Vステップ)。TSD検出温度150℃ typ。温度出力(MM3615A)は2.060V typ(Tj=30℃)/1.690V typ(同100℃)。温度SW出力(MM3615B)は100℃ typ。パッケージはSOTー25A。外形寸法2.9×2.8×11.5ミリメートル。


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