電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
10月28日 131028_01 旭化成エレクトロニクス ユニット センサーモジュール 移動体通信機器用

携帯機器向け世界最小サイズ1.2ミリ角の3軸電子コンパス


 旭化成エレクトロニクス(AKM、東京都千代田区)は、スマートフォンなどの携帯機器向けに、世界最小サイズの3軸電子コンパス「AK09911C」を販売開始した。

 新製品は、同社従来比でさらなる小型化を進め、パッケージサイズ(面積)ではこれまでの同社の主力製品である「AK8963C」と比較して約半分の56%となっている。

 従来品と同様に、同社独自のシリコンモノリシックホール素子と磁気収束板を用いて、3軸磁気センサーをワンチップで構成している。これにより、高性能な3軸電子コンパスを実現するとともに、一般的な半導体製造工程を用いた大量生産が可能となるため、拡大するマーケットへの安定供給が可能。

 ホール素子の優れた特性を生かし、従来品AK8963Cの世界最大の磁気測定範囲を踏襲している。これによって、過酷な磁場環境にあるプリント基板上での電子コンパスのレイアウトの制約を緩和し、機器設計における自由度を向上させている。

 用途は、スマートフォンやタブレット型端末の歩行者ナビゲーションや拡張現実アプリケーションなど。

 仕様は、パッケージサイズは「8ピンWL―CSP」(1.2×1.2×0.5ミリメートル)。測定範囲はプラスマイナス4900μT。測定分解能は0.6μT/LSB。測定時電流(平均)は2.4mA typ(測定周波数100ヘルツ)。インターフェイスは2ICバスインターフェイス。

 今後、AK8963Cと同一パッケージサイズで、かつフットプリント互換で低電圧駆動、低消費電流を特徴とした「AK09912C」も近日中に販売開始する予定。


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