電波プロダクトニュース



140915_02
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
9月15日 140915_02 コーセル ユニット 電源・アンテナ・高周波部品 通信インフラ用

携帯電話基地局向け高効率絶縁型のDC-DCコンバータ電源


コーセルの絶縁型DC−DCコンバータ
「CQHS250シリーズ」

 コーセルは高効率絶縁型DC−DCコンバータ電源「CQHS250シリーズ」を開発し、10月から販売を開始する。3年後に年間3億円の売上げを見込む。標準価格は8800円。

 これまで、携帯電話サービスを提供する携帯電話基地局装置で使用される無線パワーアンプ向けとして、「CQHS300/350シリーズ」を販売しており、市場から高い評価を得ている。

 15年から商用開始が予定されている高速通信規格である第4世代(LTE−Advanced1)においては、小容量のアンプを多く敷設するシステムの構成が採られることから、基地局数の増加も見込まれており、使用されるDC−DCコンバータ電源においては、高効率化とともに小型化を強く求められる。今回の新製品は、独自技術のデジタルアシスト制御を用い、高効率と小型化を実現した無線パワーアンプ用電源として供給するもの。

 高効率化の難しい32V、50Vの高出力電圧の同期整流回路を独自の回路を開発することで、高効率94%を実現。また、8分の1ブリックサイズで、最大252.8Wの出力電力を実現している。パワーアンプの損失低減に有効な素子として使用されているGaN(窒化ガリウム)素子に求められる50V出力にも対応する(32Vは、LD−MOS素子用)。

 出力電圧バリエーションは32V、50Vの2機種。入力電圧は36―76V。過電流、過電圧、過熱保護は全てシャットダウンタイプ。オプションで自動復帰を選択可能。

 安全規格はUL60950−1(アメリカ)、C−UL(カナダ)、EN60950−1(欧州)を取得。CEマーキングは低電圧指令適合。無償補償期間は5年。


| 全新製品情報 | 一般電子部品:製品別リスト |
|
電子デバイス:製品別リスト | 電子デバイス:用途別リスト|
|
ホームページへ戻る | 次データへ |