PCや大型TV向け共振LLC方式の電源ソリューション

ＮＸＰのＧｒｅｅｎＣｈｉｐ電源ソリュ ーションの新プラットフォーム

　ＮＸＰセミコンダクターズジャパンはこのたび、新しいＧｒｅｅｎＣｈｉｐ電源ソリューション「ＴＥＡ１９１６プラスＴＥＡ１９９５」プラットフォームを発表した。１５年第２四半期から出荷開始を予定している。

　新プラットフォームはデスクトップＰＣ、ゲーム機、ノートＰＣ用電源アダプタ、大型テレビ向けに開発された。設計を容易にする新しい共振ＬＬＣソリューションを提供する。

　同製品は全負荷範囲、特に１０―３０％の軽負荷時に高効率を実現。各国のエネルギー効率規制への準拠を容易にする。

　共振ＬＬＣ方式の電源は設計が難しく、コスト高になるケースが多い。同製品はこうした課題を解決する。ＮＸＰの「サイクル・バイ・サイクル」アーキテクチャをベースとして共振ＬＬＣ方式の利点を向上しながら、設計の容易さを実現している。

　１次側から出力側への電力伝送はスイッチング・サイクルごとに制御され、制御パラメータと必要な出力電力間にリニアな関係の維持が可能。

　また、新たな「サイクル・バイ・サイクル」技術は、バースト・モードの精度向上と可聴ノイズの低減も可能にする。