車載機器やスマホ向けクリック率向上のプッシュスイッチ

ＳＭＫのプッシュスイッチ「ＨＣＦシリーズ」 クリック率向上タイプ

　ＳＭＫは７日、車載機器やスマホなどの用途向けに、プッシュスイッチ「ＨＣＦ（ハイクリックフィーリング）シリーズ」のクリック率向上タイプを開発し、製品レパートリを拡充したと発表した。シャープな操作フィーリングを実現する。

　ＨＣＦシリーズは、キーレスエントリやカーオーディオなど、高荷重が求められる車載機器の操作用スイッチとして開発したもの。

　今回の新製品は、小型ながら高荷重を実現していた従来のラインアップの操作荷重（４.８Ｎ）をキープするだけでなく、より明瞭な操作感を実現した。

　同社従来製品と外形寸法が同一で、基板パターンを変更することなく置き換えが可能。高荷重と省スペースの両面から顧客のセット設計の自由度向上に貢献する。

　特徴は、車載用操作スイッチのニーズに対応。４.８Ｎの高荷重、高クリック率を実現。接点密封構造や実装強度において高い接触信頼性を実現。用途はキーレスエントリ、カーオーディオ機器、スマホなど。

　サンプル価格は１００円。生産能力は月産１００万個。

　主な仕様は、定格電圧電流ＤＣ１２Ｖ　５０ｍＡ。作動力（動作力）４.８Ｎプラスマイナス０.１Ｎ。動作寿命２０万回。外形寸法３.５×３.０×高さ１.８５ミリメートル。回路は１回路１接点。