電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
10月28日 151028_02 セイコーエプソン 半導体集積回路 マイコン・DSP 移動体通信機器用

ARMのMO+搭載低消費電力の32ビットフラッシュ内蔵マイコン


セイコーエプソンの32ビットフラッ
シュマイコン「S1C31W74」  

 セイコーエプソンは低消費電力32ビットフラッシュメモリー内蔵マイコンの新シリーズとして、「S1C31W74」を開発、サンプル出荷を開始した。16年7月に量産出荷を開始し、月産20万個を予定。VFBGA8HX−181ピンパッケージのサンプル価格は1200円(税別)。

 同社では低消費電力を特徴としたオリジナルの16ビットフラッシュマイコンで様々なモバイル機器への組み込み提案を行い、ユーザーから評価されている。また、ウエアラブル機器への注目が高まる中、高機能化のニーズと電池消費のバランスが課題となっている。

 これらのニーズと課題に対応するため、エプソンでは初めて英国・ARM社のARM Cortex−M0プラスプロセッサを搭載した新ファミリーS1C31を設定し、その第1弾商品S1C31W74を開発した。

 市場での圧倒的な採用実績とエネルギー効率に優れたARM Cortex−M0プラスプロセッサとエプソンの超低リークプロセスおよび回路技術の組み合わせは、高機能化と電池の長寿命化の両面で貢献する。

 S1C31W74はRTCモードで900nA、動作電流150μA/メガヘルツを達成し、エプソン オリジナルコアの32ビットフラッシュマイコンと比較してバッテリ寿命を最大2倍延ばすことが可能となった。これにより、充電を必要としないスマートウオッチや、長期間にわたり環境計測を行うIoT端末開発の実現に一歩近づくものと期待されている。

 また、最大2304 ドット 表示の液晶を直接駆動できるLCDドライバー、USB2.0FSデバイスコントローラ、512キロバイトのフラッシュメモリーと128キロバイトの大容量RAMを1チップに内蔵し、厚さ1ミリメートルの薄型VFBGA8HX−181パッケージを実現。さらに今後、ベアチップでの提供も予定。


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