高速I/O機能を備えるコスト重視のFPGA新ファミリー

　米ザイリンクスはＳｐａｒｔａｎ（スパルタン）―７　ＦＰＧＡファミリーを発表した。同ＦＰＧＡは、コストを重視するアプリケーション向けのＩ／Ｏ数の多いデバイス。

　自動車、民生機器、インダストリアルＩｏＴ（Ｉ―ＩｏＴ）、データ・センター、ワイヤードおよびワイヤレス通信、携帯医療ソリューションなど、広範な市場のコネクティビティの要件に対応する。

　新しいスパルタン―７　ＦＰＧＡは、無料で使用できるビバド・デザイン・スーツ　Ｗｅｂパック・エディションをはじめビバド・デザインエディションおよびビバド・システム・エディションに対応している。統合から実装までを最短時間で実現できる。

　スパルタン―７　ＦＰＧＡファミリーは、小型フォーム・ファクタ・パッケージに高速Ｉ／Ｏ機能を備えており、コスト重視の市場で極めて重要な要件を実現する。

　前世代ファミリーと比べて単位ワット当たりの価格性能比で最大４倍の性能向上を実現。柔軟なコネクティビティ機能、インターフェイス・ブリッジ機能およびコンパニオン・チップ機能をもたらす。

　新スパルタン―７　ＦＰＧＡファミリーは、既存のザイリンクス７シリーズのポートフォリオを拡充するもので、ＴＳＭＣの２８ナノメートルＨＰＬ（高性能／低消費電力）プロセスで製造される。