電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
9月5日 160905_02 リニアテクノロジー ユニット 電源・アンテナ・高周波部品 一般産業用

600mAの同期整流式電流モード昇降圧DC/DCコンバータ


 リニアテクノロジーは1セルまたは複数セルのバッテリをはじめ、太陽電池パネルやスーパーキャパシタなど様々な入力源から、最大600mAの連続出力電流を供給する同期整流式電流モード昇降圧コンバータ「LTC3130」および「LTC3130-1」の販売を開始した。

 両製品は、熱特性が改善された20ピン3×4ミリメートル QFNパッケージおよび16ピンMSOPパッケージで供給される。EおよびIグレード・デバイスは40−125度の動作温度範囲で仕様が規定されている。どちらのパッケージもEグレードの1千個時の参考単価は3.35ドルからで、同社の国内販売代理店各社経由で販売される。

 LTC3130/-1は、入力電圧範囲が2.4−25V、出力電圧範囲が1-25V(LTC3130は調整可能)で、出力電圧を上回るまたは下回る入力電圧でも、あるいは出力電圧と等しい入力電圧の場合でも、安定化した出力を供給する。ユーザーが選択可能なBurst Mode動作は暗電流をわずか1.6μA(無負荷時は1.2μA)に低減するため、軽負荷時の効率が向上し、バッテリ動作時間を延長できる。

 両製品が採用する独自の昇降圧トポロジーは、全ての動作モードを通じて低ノイズ、ジッタフリーのスイッチングを実現できるため、電源ノイズの影響を受けやすいRFおよび高精度アナログ・アプリケーションに最適。また、プログラム可能な最大電力点制御(MPPC)機能を内蔵しているので、太陽電池などの理想的ではない電源からでも最大電力を確保することができる。

 LTC3130-1は、ユーザーが選択可能な四つの固定出力電圧(1.8/3.3/5、12V)を備えているが、それを除くと両製品の機能は同じ。固定電圧出力機能を備えるLTC3130-1では、出力電圧の調整が可能なLTC3130に必要な抵抗分圧器は不要。

 LTC3130/-1は4個の低RDSONのNチャネルMOSFETを内蔵しており、最大95%の効率を達成する。暗電流が小さいため、わずか7.5μWの電源でコンバータを起動できる。そのため、薄膜太陽電池セルなどの出力電力が小さい電源で駆動するアプリケーションに最適。


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