電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
11月01日 161101_01 ローム ユニット センサーモジュール 移動体通信機器用

特殊カラーフィルター採用による高精度検出の脈波センサー


ロームの脈波センサー

 ロームは業界で初めて赤外線/赤色光除去フィルタと緑光を強調させるカラーフィルタを採用し、脈波信号の高精度検出を可能した脈波センサーを開発した。

 今回の新製品で脈波センサーに新規参入する。11月から月産能力50万個で量産を開始した。サンプル価格は600円(税別)/個。

 まず、スマートバンド、スマートウオッチなどのウエアラブル機器やスマホの民生向けの需要に応える。将来、車載向けにも対応していく。前工程をローム本社(京都市)で、後工程をローム エレクトロニクス フィリピンズで行う。2.8×2.8×0.9ミリメートル、10ピンWLGAパッケージで供給する。

 また、脈波センサーの量産に合わせて、汎用マイコンボードArduino Unoに変換ボード(センサーシールド)に接続するだけで脈波センサー情報を簡単に測定できるセンサーシールド用脈波センサー拡張ボードを開発。11月1日からネット商社のチップワンストップ、コアスタッフ、アールエスコンポーネンツで同ボードをインターネット販売する。価格は1980円(税別)。

 新製品の脈波センサーは、血管中の血液のヘモグロビンが光を吸収する特性を利用してヘモグロビンにLED光を当て、反射光を受光センサーのフォトダイオードで受光して反射光の量でヘモグロビン量を検出。脈波を正確に感知できる。人体を透過しやすく、透過した光がノイズになる外乱光の赤外線/赤色光を赤外線カットフィルタで除去。赤外線/赤色光の影響を従来比10分の1以下に抑えた。

 さらにカラーフィルタで緑光を強調させ、スポーツなどの激しい動きやノイズとなる太陽光などの赤外線が強い環境下でも安定した脈拍数を取得できる。

 緑波長感度に合わせた受光センサーのフォトダイオードを使用し、LED輝度が低くても高精度に脈波を感知することでLED駆動電流を低減。アナログフロントエンド(AFE)の回路構成を最適化することで、AFEの消費電流もこれまでより削減できた。LED駆動部、AFE部の消費電流を従来比74%削減し、業界最小クラスの0.74mAにした。

 センサーの高感度化により低輝度LEDが使え、高輝度LEDを使用する従来の脈波センサーで必要なLED電源用DC/DC昇圧回路が不要。これにより脈波センサーと外付けLEDの部品実装面積を従来の35平方ミリメートルから24.5平方ミリメートルに約30%削減できた。


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