複数のセンサーをモジュール化し車両システムの電子化・効率化に貢献する「センサモジュール」を販売開始

タイコエレクトロニクスジャパンの 「センサモジュール」

　タイコエレクトロニクスジャパン（川崎市高津区）は、複数のセンサーをモジュール化し、車両システムの電子化・効率化に貢献する「センサモジュール」を販売開始した。

　同製品は、車両システムの電子化・効率化に対応するため、増え続けるセンサー類をモジュール化した。部品点数や作業工数の削減のほか、組み付け精度の向上や部品管理の簡略化など、前工程・後工程の効率化にも貢献する。

　デュアル・クラッチ・トランスミッション（ＤＣＴ）向け製品では、七つのセンサーを一つのモジュールに集約した。潤滑油にさらされる環境でも高い接続信頼性を提供できる防油用コネクタを採用するなど、環境や仕様に合わせた製品を提供できる。

　同製品は、トランスミッションでの採用実績があるなど、高温環境や振動、水・油中での耐久性が高く評価されている。エンジンユニットやブレーキユニットなど、車載用センサー類のモジュール化に幅広く対応できる。

　ＴＥの独自技術ＰＬＣＤ（ポジション）に加え、ホール（ポジション、回転）、ＮＴＣ（温度）のセンサーをモジュール化。圧力センサーとポジションセンサーをモジュール化した実績もある。

　製品仕様は、採用例はＤＣＴ。使用温度範囲−４０―＋１４０度。ポジションレンジは２０―２５ミリメートル。回転周波数レンジは０―１０ＫＨｚ、逆回転検知可。コネクタは油中対応コネクタ。