軽量化、低背位化を実現しした24ギガヘルツ帯移動体距離計測センサーモジュール「NJR4234BV」

移動体距離計測モジュール 「NJR4234BV」 [引用:新日本無線株式会社]

　新日本無線は３１日、マイクロ波センサー「ＷａｖｅＥｙｅｓ」シリーズに信号処理機能を内蔵した低背・アンテナ一体型２４ＧＨｚ帯移動体距離計測センサーモジュール「ＮＪＲ４２３４ＢＶ」を追加、サンプル配布を開始する。

　外形３８×３８×４.２ミリメートルのサイズに２４ＧＨｚ帯マイクロ波回路・アンテナ・信号増幅回路・マイクロコントローラ（ＭＣＵ）を内蔵。距離計測可能なセンサーとして、同社独自の信号処理により屋内や街中などの障害物の多い環境でも３０メートルまで離れた移動体を検出し、移動体までの距離を算出・出力可能。また、電波干渉を回避するための独自アルゴリズムを搭載し、同一環境下での複数の使用も可能。

　同製品は、同社従来品「ＮＪＲ４２３３Ｄ１」に対し、約８１％削減の軽量化と約５８％削減の低背化を実現。さらに、ＵＡＲＴインターフェイスにより容易にほかの機器と接続が可能。軽量化・低背化と相まって様々な産業機器や民生機器にセンサーフロントエンドとして組み込み可能である。

　同社は、セキュリティ機器、交通管制システム、産業用ドローン、ＦＡロボット、駐車場管理システムなどの用途に同製品を売り込んでいく構えだ。

　同製品の価格は１千個受注時３５００円で、評価キットは２万円程度で供給する。

　同社は、来年度までに５万台の出荷を目標としている。