電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
12月21日 171221_01 アルプス電気 接続部品 スイッチ・リレー・ヒューズ 自動車機器用

確実な操作感と静穏性を実現した車載用タクトスイッチ「SKTQシリーズ」


アルプス電気の「SKTQシリーズ」
[引用:アルプス電気株式会社]

 アルプス電気は車載用タクトスイッチの品ぞろえを拡充する。同社は20日、小型ながら確実な操作感と静音性を実現した車載用タクトスイッチ「SKTQシリーズ」(外形サイズ5.4×5.3×高さ4.25ミリメートル)を開発し、今月から量産開始したと発表した。5Nの重作動力により誤操作を防止する。

 最近の自動車は、車体の気密性が高まるとともにHEVやEVの登場によってエンジン音や走行音などが低減し、車室内の静音化が進んでいる。また、車室内の入力方法はカーナビやセンターコンソールパネルを中心に従来のメカ式からタッチ式に移りつつあるが、特に欧州の高級車ではこれに合わせてシャープな操作感触が好まれるようになっている。加えて、車の電装化進展により運転席周りは電子回路が増加し、搭載される電子部品への小型化要求も強まっている。

 SKTQシリーズは、これらの要求に対応して開発した製品。独自の内部構造により、車載用タクトスイッチとして豊富な量産実績を持つ同社従来品「SKSUシリーズ」の小型外形サイズを維持しつつ、静音化や、車載に最適な5Nの重作動力と高いクリック感触を実現。これにより、運転中の誤操作を防止するとともに、タッチパネル操作との相和性に優れた良好明快な操作フィーリングを達成した。

 プリストローク設計の採用により、操作初期時のガタつきを防止し、高級感のあるミドルストロークタイプのスイッチとなっている。今後は作動力5Nのほか、3.5N、4N、4.5Nのバラエティ追加も検討していく。

 主な用途は、自動車ステアリングスイッチ、センターコンソールパネル、カーオーディオ/カーナビなど。

 サンプル価格(税込み)は100円。生産は角田工場(宮城県角田市)で行い、18年2月には月産200万個の生産を予定する。

 主な仕様は、外形サイズは5.4×5.3×4.25ミリメートル。作動力5N。移動量は0.71ミリメートル。動作寿命20万回。


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