ウェアラブル端末向け静電容量方式小型タッチパネル用タッチコントローラー

SMKの小型静電容量方式 タッチパネル用コントローラー [引用:SMK株式会社]

　ＳＭＫは２２日、スマートウオッチなどのウエアラブル端末向けに、小型静電容量方式タッチパネル用タッチコントローラーを開発したと発表した。１層フィルムセンサー構造でありながら、フリック操作やピンチ操作など、スマホのような操作を可能としている。今年５月から受注活動を開始する。

　新製品は、ウエアラブル端末向けに、２インチ以下の小型タッチパネルに必要な操作に機能を絞った静電容量方式タッチコントローラー。

　センサーパターンの配線数を必要最小限に設計することにより、１層フィルムセンサー構造でありながら、フリック操作やピンチ操作など、スマホのような操作を可能とした。センサーのサイズは２インチまで対応しており、形状は長方形だけでなく円形にも対応可能。独自のパターン設計によるセンサーとコントローラーのセットで供給する。

　センサーパネルのセンサーフィルムを１層にすることによる材料コスト削減に加え、狭配線が不要なセンサーパターン設計による製造コストの低減を実現した。

　タッチコントローラーのファームウエアは汎用ＩＣを使用して自社で開発しているため、タッチ仕様のカスタマイズや小ロット生産にも容易に対応できる。

　入力方式は指入力（２点まで）。インターフェイスはＩ２ＣまたはＵＡＲＴ。電源電圧１.８―５.５Ｖ。−１５―＋６０度。保存温度範囲−２５―＋７０度。