電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
4月11日 180411_01 コーセル ユニット 電源・アンテナ・高周波部品 一般産業用

世界最高クラスの大電力・高効率のパワーモジュール電源「CHS700」


コーセルの大電力・高効率の
パワーモジュール電源「CHS700」

[引用:コーセル株式会社]

 コーセルは世界最高クラスの大電力・高効率のパワーモジュール電源「CHS700」を開発した。通信インフラ系装置、サーバー、半導体製造装置、ネットワーク関連装置などの安定型バスコンバータとして5月から発売。3年後には年間1億円の販売を見込む。

 安定型バスコンバータは、FPGAなど最新LSIへの給電を最適化するために考えられた電源システム(中間バスアーキテクチャ:IBA)に必要な中間バス電圧をつくるためのコンバータの総称。出力電圧が安定に制御されたものを安定型としている。中間バス電圧の先には、POLと呼ばれる非絶縁DC―DCコンバータが接続され、LSIへ給電される構成となる。こうした分散型電源システムは主に通信インフラ装置などで使用される。

 同社はこれまで高効率パワーモジュール電源「CHSシリーズ」(60―500W出力タイプ)を販売。今回、大電力化と高効率化の要求に対応した。独自の同期整流回路やマイコンによるデジタルアシスト制御を採用し、大幅な損失低下を実現。また、電力変換効率は96%を達成した。

 今回の700W主力機種は、500W出力機種の「CHS500」に比べ、同サイズで約1.4倍の電力密度を実現し、出力電圧は、大電力向けの中間バス電圧として最も広く使用されている12Vを準備しており、4分の1ブリックサイズという世界標準の外形・ピン配置に互換性を持たせている。

 入出力間絶縁耐圧はDC2250V対応と、ネットワーク機器の規格・IEEE802.3で要求される耐圧を満足する。過電流、過電圧、過熱保護は全て自動復帰タイプ。入力電圧範囲はDC36―76V。無償補償期間は5年。価格は1万4千円。


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