電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
7月30日 180730_01 日本端子 接続部品 コネクタ・プラグ・ジャック・ソケット 一般産業用

複数のヘッダを集約、小型化に貢献する3×3.5ミリ基板対電線用コネクタ


日本端子の「K87シリーズ」コネクタ

 日本端子(神奈川県平塚市)は新コンセプトコネクタとして、複数のヘッダを集約し基板の小型化に貢献する3×3.5ミリメートル(2列)基板対電線用コネクタ「K87シリーズ」を開発、販売を開始した。様々な機器から出ているハーネスを直接基板コネクタに嵌合でき、中継コネクタを削減する。特許取得中。

 K87シリーズは、同社独自の「カラーブロック構造」を採用。複数のヘッダを集約し、基板の小型化に貢献する新コンセプトのコネクタとして開発した。一つのヘッダに複数のF―HSG(フィメールハウジング)の嵌合が可能なため、中継コネクタを削減できる。F―HSGのキーと色相で誤嵌合を防止。ポッティング高さは6.1ミリメートル。これらにより、機器の省スペース化や製造コスト低減に貢献する。国内ユーザー向けを中心に、今後、本格的な拡販活動を推進する。

 コネクタ構造は、ヘッダの極間壁を削除しさらに省スペース化を実現。ヘッダに色相を表示し、嵌合作業の効率化に貢献する。

 目標性能は、最大許容電圧150V。最大許容電流3Aac/dc。適用電線はAWG#22―28(被覆外形φ0.8―1.6ミリメートル)。使用温度範囲−25―+85度(通電による温度上昇値を含む)。ヘッダ極数は4―30極。ヘッダの実装スタイルはスルーホール。F―HSGの極数は2―10極。色相は5色(白/黒/赤/緑/青)。嵌合キーは、サイドキー9種類、センターキー2種類。

 K87シリーズは、ユーザーの「F―HSGを減らせない」「極数をまとめられない」などの問題を解決するために、同社が独自開発した製品。

 同社はここ数年、コネクタの汎用品ラインアップ拡充を推進してきた。顧客の要望を取り入れた汎用品コネクタ開発を強化し、車載をはじめ、白モノ家電など幅広い市場に展開している。K87シリーズの生産は、当面は大磯工場(神奈川県大磯町)で行う。

 同社は、連鎖形端子・接続子や無はんだ圧着端子をはじめ、各種の製造販売を行うメーカー。コネクタの開発・設計・製造のほか、アセンブリマシンも設計から製造まで一貫して行い、手動工具から全自動圧着機まで幅広く手がけている。


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