風力発電装置用インバータ回路

タムラ製作所のＳｉＣ　ＩＧＢＴ駆動用ゲート ドライバーユニット４ＤＵＣシリーズ

　タムラ製作所は、再生可能エネルギー向けの製品ラインアップを拡充している。太陽光、風力発電といった環境にやさしいエネルギーが世界で着実に稼働件数が増えており、今後も成長していくと期待。同社では磁性材料からコイル、トランス、さらには電源のコア技術を結集。インバータ回路用部品などのトータルソリューションを提案している。

【ＣＥＡＴＥＣでＰＲ】

　先に開催されたＣＥＡＴＥＣ　ＪＡＰＡＮ　２０１８では、再生可能エネルギー向けとして、風力発電装置のインバータ回路を例に同社の最新製品を紹介した。

　それによると、同社の製品は電源モジュール、ゲートドライバー、電流センサー、リアクタが代表的。

　ゲートドライバーは、進化するインバータ回路や次世代パワーデバイスに対応したラインアップを充実している。ゲート駆動回路設計にかかる工数や、購買などの手間を大幅に削減することができる。３レベルＩＧＢＴに適した「４ＤＵＣシリーズ」、Ｄｕａｌチャンネル用「ＤＭＢシリーズ」などが開発品。

　ゲートドライバーモジュール４ＤＵＣシリーズは、ＩＧＢＴ／ＳｉＣ　ＭＯＳＦＥＴのゲートドライブ専用のモジュール。ＤＣ−ＤＣコンバータと専用ドライブ回路を内蔵した一体型モジュール製品で、パワーコンディショナ、各種インバータ、各種モータードライブのＩＧＢＴや次世代のＳｉＣ　ＭＯＳＦＥＴのゲートドライブに最適な製品。

　電流センサーは、高精度モーター制御に小電流から大電流まで磁気比例式、磁気平衡式の双方で新製品開発を加速している。

　電源モジュールは、簡単に高効率、低待機電力対応のスイッチング電源が構築可能な製品で、制御ユニット用電源に最適。

　リアクタは、独自開発コア・新規構造採用により低騒音化を実現した低騒音タイプ高周波リアクタや、トロイダルエッジワイズ「ＴＥシリーズ」など、大電流対応で幅広い用途に対応の高周波リアクタなどを品ぞろえ。さらにエッジワイズ巻線を採用し、ハイインピーダンス特性と高放熱性を実現した大電流ＥＭＣコモンモードチョークなども製造、販売している。

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