電波プロダクトニュース



181221_01
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
12月21日 181221_01 富士通コンポーネント 半導体複合部品 機能モジュール デジタル情報家電用

ブルートゥース5に対応する無線通信モジュール


富士通コンポのブルートゥース5対応
無線通信モジュール「FWM7BLZ20B」

 富士通コンポーネントは、無線通信モジュールの製品ラインアップを拡充する。同社は、ブルートゥース5に対応する無線モジュール「FWM7BLZ20Bシリーズ」を開発し、12月からサンプル提供をスタート。19年1月から注文受付を開始する。

 ブルートゥース5(ロー・エナジー・シングル・モード)は、クラシックブルートゥース(BR/EDR)よりも小電力で、ブルートゥース4に「X2 speed」(通信速度向上)と255バイトの「LEアドバタイズ拡張」などを追加した通信規格。
 
 同社は、ブルートゥース5規格に対応した小型無線モジュールとして、自社ファームウエア非搭載の「FWM7BLZ20B―109077」とファームウエア搭載の「FWM7BLZ20B」の2種類を販売開始する。

 両製品ともに、モジュールのシンボルレートおよびデータレートは1Mbpsと2Mbpsの両方に対応するため、接続相手機器に適した通信を行うことが可能。ICチップは、ノルディックセミコンダクター社製「nRF52832」を搭載している。

 用途は、IoT関連機器への搭載やIoT関連機器のリモートメンテナンスなど、ブルートゥース無線技術搭載機器の高速化を検討しているユーザーに適している。

 ファームウエア搭載のFWM7BLZ20Bは、ブルートゥース4同様に、同社独自のデータ送受信プロファイルとX2 speedおよびLEアドバタイズ拡張を搭載したモジュール。同社製ブルートゥース4モジュールと同様に、GATTダイレクトアクセス機能を搭載し、UART経由のシンプルなコマンドでGATT層を通して、ほかのモジュールとの直接アクセスを可能とした。セントラル機器1台に対し、最大8台のペリフェラル機器を同時接続できるほか、他社ブルートゥースモジュールとの通信も可能。

 FWM7BLZ20B―109077は、同社ファームウエアを搭載しないブランクモジュール。ノルディックセミコンダクター社から提供されるツールを使用して、ユーザー側で、X2 speedとLEアドバタイズ拡張を搭載したファームを構築することができる。NFC機能を搭載しており、外部アンテナを接続することで、NFC対応機器への接続が可能。

 認証は、工事設計認証、FCC、IC、CE、ブルートゥースSIG(19年1月取得予定)。オープン価格。

 主な仕様は、電源電圧1.7―3.6VDC。ROM512キロバイト。RAM64キロバイト。消費電力5.8mA typ(DC/DCモード、受信時)。受信感度-94dBm。データレートは1Mbps/2Mbps。外形寸法15.7×9.8×1.7mm。


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