信号とイーサネット双方を接続可能な車載用非防水ハイブリッドコネクタ

車載用途向けハイブリッドコネクタ 「ｓｔＡＫ５０ｈ非防水コネクターシステム」

　日本モレックス（神奈川県大和市）は、信号とイーサネットの両方を接続可能な車載用途向けハイブリッドコネクタ「ｓｔＡＫ５０ｈ非防水コネクターシステム」に新たなヘッダーとレセプタクル製品を追加し、製品ラインアップを拡充した。

　同コネクタシステムは従来、別々のシステムを利用していた信号とイーサネットの接続を一つのコネクタに統合したハイブリッドコネクタで、部品搭載スペースの縮小化と設計柔軟性を提供する。

　ＵＳＣＡＲ―２および世界的な自動車メーカー標準に適合しているため、自動車メーカーでの検証時間を節減でき、市場投入までの期間短縮に貢献する。

　今回、追加された製品は、スルーホールタイプのライトアングル型およびストレート型ヘッダー、極数１２、２５、２７、３２のレセプタクル。５.０Ａの低電流信号から３０.０Ａの大電流まで幅広いアプリケーションに対応する。

　ｓｔＡＫ５０ｈ非防水コネクターシステムの主な特徴は、ＵＳＣＡＲ―２や世界的な自動車メーカー標準に適合し、市場投入までの期間を短縮。自動車用途で広く用いられている０.５０ｍｍ、１.２０ｍｍおよび２.８０ｍｍの端子サイズを採用。

　ハウジングにＵＳＣＡＲ標準カラーコードを採用しているため目視で極性を確認でき、誤嵌合防止に寄与。ヘッダー嵌合時に使用するＰＣＢ位置合わせボスによって、基板への正確な実装が可能。

　用途は、自動車の快適性システム（パワーシート）やインフォテインメントシステム、運転補助（ナビゲーション）、車体電装（内部照明、計器、ドアゾーンモジュール）、安全機構（シャーシ）、車内ネットワークのほか、商用車の内装電装・車体電装モジュールなどに適している。

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