業界最小クラス小型モバイル機器向け、バッテリ接続用FPC対基板コネクタ

SMKのバッテリ接続用 FPC対基板コネクタ 「FB-10シリーズ」

　ＳＭＫは３日、小型モバイル機器向けに、バッテリ接続用ＦＰＣ対基板コネクタ「ＦＢシリーズ」の新製品として「ＦＢ―１０シリーズ」を開発したと発表した。基板占有面積は業界最小クラスを達成している。９月から受注開始を予定する。

　近年の小型モバイル機器市場では、バッテリ接続用コネクタはより一層の小型化が要求されている。新製品は、省スペース化をコンセプトに同社独自構造を採用。嵌合高さ０.６ｍｍ、外形サイズ１.７ミリ（幅）×３.２ｍｍ（奥行き）、基板占有面積は同社従来品比で４０％以上の省スペース化を実現している。

　加えて、バッテリ多機能化による信号極数増加のニーズに対応するため、「ＦＢ―７シリーズ」の信号極２ピンから４ピンに多極化した。端子とホールドダウンには独自のロック構造を採用して、小型・低背に加えて高い抜去力を実現した。

　主な特徴は、業界最小クラスの省スペース構造によりセットの小型化と設計の自由度向上に貢献。電源端子は３Ａ／ピン、信号端子は０.３Ａ／ピンに対応。極数は８ピン。信号極４ピン（６Ａ）、電源極４ピン（６Ａ）でバッテリの多機能化に貢献。ホールドダウンおよび接点端子部に独自のロック構造を採用して高い抜去力を実現する。ＲｏＨＳ指令適合品。

　用途は、スマートウオッチなどのウエアラブル機器、スマホ、タブレットＰＣ、その他のモバイル機器。サンプル価格は１００円。生産能力は月産３００万個。

　主な仕様は、定格電圧電流ＡＣ／ＤＣ２０Ｖ、信号０.３Ａ／ピン、電源３Ａ／ピン。絶縁抵抗ＤＣ１００Ｖ（２分間）／１千ＭΩ。耐電圧ＡＣ１００Ｖ（１分間）。使用温度範囲−２５―＋８５度。基板占有面積５.４４平方ｍｍ。挿抜寿命は１０回。

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