電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
10月7日 191007_01 日本ケミコン 受動部品 コンデンサ 通信インフラ用

5G基地局向けに最適化された導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ


日本ケミコンの導電性
高分子アルミ固体電解コンデンサ
「PXQシリーズ」

 日本ケミコンは、次世代高速通信規格5Gのインフラ(基地局)への設備投資が本格化することを踏まえ、製品ラインアップを拡充している。導電性高分子アルミ固体電解コンデンサでは、新たに5G基地局に最適化した新製品「PXQシリーズ」を開発した。20年3月からケミコン宮城で月産100万個を見込み、量産を開始する。

 新製品は、封口材、導電性高分子の最適化を行うことによって、従来105度では1万5000時間(PXFシリーズ)、125度では2000時間(PXDシリーズ)だった製品寿命を、105度2万3000時間、125度6000時間に長寿命化した。

 耐湿性についても、従来品では60度95%RH1000時間(PXF/PXDシリーズ)だったが、85度85%RH1000時間に改善した。

 サイズはφ6.3×6.7ミリメートル、φ6.3×9.7ミリメートル、φ8×9.7ミリメートル。定格電圧は2.5-16V。静電容量範囲は100-1200μF。ESRは22-25mΩ/20度、100キロ-300キロヘルツ。

 5G基地局は、高速通信、大容量化のために小型の基地局(スモールセル)を数十メートル単位で数多く設置する設計となっている。コンデンサには基地局に内蔵する回路基板を省スペース化するため小型化が要求される。さらに基地局は連続稼働することから高温度、高耐湿性、長寿命なども同時に要求される。

 今回開発したPXQシリーズは、高耐熱、高耐湿、長寿命といった5G基地局が求める過酷な環境に対応する最適なコンデンサ。


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