より線対応可のモデルのLED照明用超小型リードソケット

ヨコオの照明用超小型 リードソケットより線モデル

　ヨコオは、LED照明用の超小型リードソケットの品ぞろえを拡充する。新たに「より線対応可能モデル」を追加し、11月末からのサンプル出荷開始を予定する。柔軟で配線が容易な、より線モデルの投入により、LED照明の小型・省スペース化への貢献を目指す。

　同社は、LED照明市場でのリード線を簡単に接続したいという顧客要求に応え、17年2月にLED照明用リードソケットを製品化した。今回、顧客の要望に応える形で、細い銅線をより合わせた「より線」に対応したモデルのラインアップを追加した。

　小型で低背化が進み、限られたスペース内での効率的な配線が求められるLED照明市場では、柔らかく配線の取り回しがしやすい、より線に対応したリードソケットが求められている。同社はこれらのニーズに対応して、「単線」モデルで好評だった、作業熟練度に依存しない差し込むだけの簡易接続というコンセプトを維持しつつ、より線に対応した製品を開発した。

　ソケット本体には、LED発光体の近くに設置しても光を反射・拡散しやすい、反射率の高い耐熱樹脂材を採用。さらに、リード線と端子の接触部分を2点以上確保していることで、導通信頼性と脱落を防止する。AWG＃22-＃24相当（芯線径φ0.54-0.8ミリメートル）の複数径のリード線に対応しているため自動実装にも対応しており、LED照明機器のみならず省スペース化が求められる、あらゆる機器のリード線接続箇所への利用も期待される。

　LED照明機器は、LEDの小型低背化が進むことで、リード線を基板に装着するはんだ付け作業の、作業熟練度による品質のバラつきが課題だったが、リードソケットを使用することで、リード線を差し込むだけで着脱することが可能になるため、接続品質の安定化が図れる。

　今回の「より線対応リードソケット」の主な特徴は、より線に対応（同等芯線径の単線も接着可能）。技術者の熟練度に依存せず、ワンアクションで容易にリード線の着脱が可能。自動実装対応。絶縁樹脂ハウジングには高反射率樹脂材を使用し、LED発光体の近接配線が可能。2点以上の接触点の確保による導通信頼性と脱落防止構造を採用。

　サイズは、幅2.5×長さ4.3×高さ2.2ミリメートル。今年11月からサンプル出荷を開始し、19年度は30万個の販売を目指す。

　仕様は、使用温度範囲マイナス40-プラス105度。定格12V 4A。接触抵抗30mΩ max（初期）。耐環境性は従来品と同等。

| 全新製品情報 | 一般電子部品:製品別リスト |
| 電子デバイス:製品別リスト | 電子デバイス:用途別リスト|
| ホームページへ戻る | 次データへ |