電波プロダクトニュース



200109_02
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
1月9日 200109_02 サン電子工業 受動部品 コンデンサ 自動車機器用

150℃4000時間保証の導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ


サン電子工業の150度4000時間保証の
導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ
「FVFシリーズ」φ10×13.8ミリメートル品

 サン電子工業(大阪府四條畷市、佐藤秀彰社長)は、業界初の150度4000時間保証の面実装型導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサEP-cap「FVFシリーズ」を開発した。

 導電性高分子の最適化、新規の電解液、高耐熱封口材を採用し、同社従来品で150度1000時間保証だったのを150度4000時間保証にした。

 外形寸法φ8×10.5ミリメートルの定格電圧25V品で静電容量220μF、リプル電流1600mA、ESR(等価直列抵抗)20mΩ、φ10×12.5ミリメートルの63V品で100μF、1650mA、20mΩ。150度1000時間保証の同社従来品「HVJシリーズ」のφ8×10.5ミリメートル、25V品は150μF、740mA、27mΩ、φ10×12.5ミリメートル、63V品は68μF、810mA、22mΩだった。

 高温度対応、高容量化、高リプル化、長寿命化が求められるエンジンルームへの搭載や機電一体化が進み、エンジンに直接搭載するECU向けの需要に応える。4月からサンプル出荷を始め、5月に量産を開始する。19年に導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサの月産能力を1600万個から2000万個に引き上げた出雲工場(島根県出雲市)で生産する。

 FVFシリーズは、定格電圧25-63V、静電容量82-560μF、リプル電流1400-2500mA(100キロヘルツ)、ESR13-24mΩ。外形寸法φ8×10.5ミリメートル。導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサで業界初となるφ10×13.8ミリメートルまで4サイズを取りそろえた。

 「HVJシリーズ」とともに、150度高温度対応EP-capとして供給していく。EP-capは105度3千-5千時間保証の「HVAシリーズ」から125度品、135度品、150度品までシリーズ化し、約30%(数量ベース)の世界シェアを持つ。EP-capの約70%(同)が車載向け。

 自車の電装化が進む中、EP-capの需要は年々増加。EP-capの生産工場である出雲工場の月産能力を17年の1300万個から18年に1600万個に増産。19年には14億円の設備投資を行い、月産能力を2000万個に引き上げた。早ければ21年には月産能力を2500万個に増やす計画だ。


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