電子機器アプリケーションでそのまま使えるディスクリートケーブルアセンブリ

　日本モレックス（神奈川県大和市）は、複数のケーブル長を備えたプロトタイプ作製やグローバル生産に対応する「オフ・ザ・シェルフ（ＯＴＳ）Ｍｉｎｉ―Ｆｉｔ　Ｓｒ．ディスクリートワイヤーアセンブリ」を発表した。

　様々な既存のモレックスコネクタと併用できるディスクリートケーブルアセンブリ。標準品として在庫販売するため、開発プログラムと製造プログラムの両方で利用できる。米国ＵＬ１０１５規格およびＥＵ ＲｏＨＳに準拠しており、電子機器のアプリケーションでそのまま使用できる。設計時間やリソースを削減し、設計、プロトタイプ作製、生産を容易にする。

　同製品は、１０ミリメートルピッチでＡＷＧ８のワイヤゲージの単列レセプタクル型ケーブルアセンブリで、回路は２、３、４極、ケーブル長は１５０、３００、千ミリメートルを展開。デュアルビーム端子設計により、優れた接触信頼性を提供する。高電流（４６.０―５０.０Ａ）の絶縁コンタクトにより、ハイパワーサーバーや通信、産業機器の要件に適合する。

　分極ハウジング設計で誤嵌合を防ぐ。ターミナル位置固定機構（ＴＰＡ）により端末のバックアウトを防止している。

　用途は、洗濯機や冷蔵機などの家電製品、ルーターやスイッチなどのネットワーキング、建設機械、セミトラックなどの商用車、オートメーション機器、ベルトコンベヤなどの産業機械などの用途に適している。

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