電波プロダクトニュース



200318_01
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
3月18日 200318_01 SMK 接続部品 コネクタ・プラグ・ジャック・ソケット 移動体通信機器用

自動組み立てにも対応した0.5mmピッチのワンアクションFPC/FFC型コネクタ


SMKの0.5mmピッチ ワンアクションFPC/FFCコネクタ

 SMKは、製造工程の自動化に寄与するコネクタの製品ラインアップを拡充する。同社は17日、同社初となるロボットによるFPC/FFC挿入が可能な0.5ミリピッチワンアクションFPC/FFCコネクタ「EA―51シリーズ」を開発し、受注活動を開始したと発表した。ワンアクションで嵌合作業を完了でき、ロボットによる自動組み立てに対応する。

 近年、世界的な人手不足への対応やコスト削減を目的に、産業用ロボット導入による製造工程の自動化が加速しており、ロボット組み立てに対応したコネクタへの需要が高まっている。

 今回開発のEA―51シリーズは、従来品のようなFPC/FFCのコネクタ挿入前後のカバー開閉工程(@カバーを開けるA挿入するBカバーを閉じる)が不要で、ワンアクション(@挿入する)だけでロックがかかる仕組み。ロボットによる自動組み立てに対応し、タクトタイムの短縮が図れる。

 ライトアングルタイプでは、コネクタ天面部に窓を設けたことで、FPC/FFCの挿入状態が目視や画像検査機で確認できるため、半挿入組み立て不良を容易に検知できる。

 FPC/FFCをロックするレバーには剛性に優れたステンレス鋼材(SUS)を採用しており、レバー操作をせず、無理にFPC/FFCを引き抜いた場合でも、コネクタ自体には変形や破壊が発生しない。同コネクタはFPC、FFC、シールドFFCの全てに対応(適合フレキ=厚みSignal0.3±0.05mm/Ground0.5±0.05mm)。

 同社のワンアクションFPCコネクタのラインアップの中で、ロボットによる自動組み立てに対応した製品は、今回のEA―51シリーズが初めて。同社では今後も、製造工程の自動化に貢献する製品の開発を推進する。

 用途は、テレビ、PC、ゲーム機、セットトップボックス(STB)、録画機(DVR)など。

 サンプル価格は100円。既に量産開始済みで、生産能力は月産100万個。

 主な仕様はピッチ0.5mm。接点は片側。極数はライトアングルタイプが20/25/30ピン、バーティカルタイプが25ピン。定格電圧電流AC/DC50V、0.4A。接触抵抗40mΩ以下。絶縁抵抗DC500V(1分間)/50MΩ。耐電圧AC500V(1分間)。使用温度範囲−20―+80度(内部温度上昇含む)。

 外形寸法は、ライトアングルタイプは13.7(20ピン)/16.2(25ピン)/18.7(30ピン)×6.75×高さ3.2mm、バーチカルタイプは18.6(25ピン)×5.0×高さ6.35mm。基板占有面積は、ライトアングルタイプは92.47平方mm(20ピン)/109.35平方mm(25ピン)/126.22平方mm(30ピン)、バーチカルタイプは93平方mm(25ピン)。梱包形態はリール。挿抜寿命30回。


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