コンシューマ分野の小型、薄型化を要求する電源向けに汎用的に使用できる表面実装インダクタ「CDシリーズ」

パワーインダクタ「CD3015MBDS」

　スミダコーポレーションは、パワーインダクタの製品ラインアップを拡充している。モビリティ、インダストリ、コンシューマの3分野を成長戦略として位置付けし、新製品開発を加速。その中で、コンシューマ分野向けでは高付加価値化を追求。汎用性を強化し、新たに樹脂を充てんした表面実装インダクタを「CDシリーズ」として開発。量産を開始した。

　新シリーズは、ノートパソコンのCPU用DC-DCコンバータからスマートフォン、液晶ディスプレイ、ハードディスクドライブ、ポータブルDVD、ソリッドステートドライブ、PDA、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラなど、コンシューマ分野の小型、薄型化を要求する電源向けに汎用的に使用できるように設計された。

　磁性体入りの樹脂を巻き線部に充てんすることにより、磁気シールド効果と機械的な衝撃強度に優れている。また、低損失で高透磁率の高性能フェライトコア材をドラムコア構造で設計。漏えい磁束が小さく、しかも直流重畳特性に優れ、幅広いインダクタンス値をカバー。電源回路の小型で高信頼性化に寄与する。

　形状は、3.2ミリメートル角×1.5ミリメートルサイズをはじめ4.2ミリメートル角サイズで高さが1.2ミリメートル、1.8ミリメートル、3ミリメートル、5.2ミリメートル角サイズで同2ミリメートル、4ミリメートル、6.2ミリメートルサイズで同2ミリメートル、2.8ミリメートルと、インダクタンス値などによって、多彩にシリーズ化した。

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