電波プロダクトニュース



200617_03
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
6月17日 200617_03 トーキン 受動部品 コンデンサ 自動車機器用

高効率・高密度電源アプリケーション向けセラミックコンデンサ「KC-LINK」


KC−LINK

静電容量の変動なく高リップル電流

 トーキンは、高効率・高密度電源アプリケーション向けセラミックコンデンサ「KC-LINK」の製品ラインアップを拡充する。

 高速スイッチングワイドバンドギャップ(WBG)半導体、EV/HEV、LLC共振コンバータ、ワイヤレス充電アプリケーションの需要増大に対応し、電力変換ソリューションをさらに強化する。

 KC-LINKは、KONNEKT高密度パッケージングテクノロジーを採用したセラミックコンデンサ。

 KC-LINKコンデンサは、同社の独自の優れたC0G卑金属電極(BME)誘電体システムを利用することにより、電圧印加による静電容量の変動がなく、高温環境下において静電容量が安定し、許容リップル電流が非常に高い。

 150度までの高い動作温度範囲で、高出力密度用の高速スイッチング半導体の近くに実装でき、かつ冷却機能を最小化することが可能となる。

 ほかの誘導体テクノロジーと比べて高い機械強度も示し、金属フレームを使用せずコンデンサを取り付けることができる。

 さらに、革新的な遷移的液相焼結法(TLPS)金属ペーストを使用し、複数の素子同士を接合するKONNEKT高密度パッケージテクノロジーにより、表面実装マルチチップソリューションを実現する。

 KONNEKTテクノロジーを採用したKC-LINKは、高効率、小型化が求められるDC-DCコンバータや、インバータ、スナバ、共振コンバータなどの電源アプリケーションに適している。

 実装面積を最小化できる標準方向での取り付けに加え、低損失方向で有利な取り付け方法を選択することも可能。

 低損失方向での取り付けでは、ESR(等価直列抵抗)とESL(等価直列インダクタンス)が下がり、リップル電流の許容能力が上がるため、電力処理能力をさらに高めることができる。

 主な特徴は、高い出力密度と許容リップル電流。低いESRとESL。表面実装マルチチップソリューション(標準型/低損失型)。静電容量範囲44n-880nF。DC電圧定格500-1700V。動作温度範囲マイナス55-プラス105度。

 電圧印加による静電容量変動なし。圧電ノイズ(音鳴り)なし。高温耐熱安定性。鉛フリー、RoHS/REACH準拠。標準のMLCCリフロープロファイルで表面実装可能。

 主な用途は、WBG、SiC(シリコンカーバイド)やGaN(窒化ガリウム)システム、データセンター、EV/HEV(駆動回路、車載充電器)、LLC共振コンバータ、DC-DCコンバータ、ワイヤレス充電システム、太陽光発電システム、電力コンバータ、インバータ、DCリンク、スナバなど。


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