システムコスト低減を必要とするコンシューマ・ビデオ向け優れたビデオ品質を実現する3チャンネル内臓ビデオ・アンプファミリー3種類

　日本テキサス・インスツルメンツはこのほど、実装面積およびシステムコストの低減を必要とするコンシューマ・ビデオ向けに最適化された３チャンネル内蔵ビデオ・アンプ製品ファミリー「ＴＨＳ７３１４」「ＴＨＳ７３１５」「ＴＨＳ７３１６」を発表した。現在出荷中で、価格はそれぞれ０.４０、０.５０、０.５５ドル（いずれも1000個受注時の参考単価）。

　このビデオ・アンプは、ＨＤＴＶ（高品位テレビ）、ＳＤＴＶ（標準テレビ）および同社のＤａＶｉｎｃｉプロセッサをはじめとする数々のメディア・プロセッサをサポートする。エンコーダのＤＡコンバータの再生フィルターとして使用できる５次のバターワース・ローパス・フィルターも内蔵している。ＤＡコンバータで発生する不要なイメージ・ノイズの除去とビデオ・バッファの各機能を提供することでＳＴＢ、ＵＳＢからの電源で動作するビデオ、ポータブル・ビデオ・レコーダなどで、より優れたビデオ品質を実現する。

　ＴＨＳ７３１４は６デシベルの出力ゲイン、同７３１５は１４.３デシベルの固定ゲイン、同７３１６は６デシベルの出力ゲインを提供する。パッケージは、ＲｏＨＳ指令適合鉛フリー、グリーン準拠の８ピンＳＯＩＣとなっている。