工作機械業界向け従来製品を信号用は10芯から15芯へ電源用は４芯から9芯へ定格電流は5Aから13Aへとバリエーションアップしたインターフェイス用丸型コネクタ「JN1W/JN2Wシリーズ」

　日本航空電子工業は、工作機械業界向けに、従来製品をバリエーションアップしたインターフェイス用丸型コネクタ「ＪＮ１Ｗ／ＪＮ２Ｗシリーズ」を開発、販売開始した。

　従来品に対し、信号用は１０芯から１５芯に、電源用は４芯から９芯に、定格電流は５Ａから１３Ａへと適用範囲を広げている。

　新製品の特徴としては、嵌合はワンタッチの丸型小型防水コネクタで、ネジ式嵌合に比べ優れた操作性を持つ。

　ＪＮ１Ｗはオールプラスチック品で、信号用１５芯の中継用レセプタクル。ＪＮ２Ｗは、外殻に一部金属を使用することで堅牢性をアップした。ともにＩＰ６７の防水性能を有し、５芯はボディーアースを取っており、ＥＮ６１９８４取得を申請している。

　４芯はハンダ結線、１５芯は圧着。５芯は誤嵌合防止キーがワンタッチで装着可能で、４ポジションに設定できる。適用市場は、工作機械業界のほか一般産業機械などとなっている。

　価格は１５芯タイプが１セット2500円、５芯タイプが同2000円。販売見込みは、５芯、１５芯ともに月間5000セット。

　一般仕様は、１５芯（信号用、ＪＮ１Ｗ／ＪＮ２Ｗ）は定格電流３Ａ／芯、定格電圧２００ＶＡＣ、耐電圧９００ＶＡＣ（１分間）、絶縁抵抗１０００ＭΩ以上、圧着結線（ＡＷＧ＃２０―＃２８）、挿抜寿命５００回。５芯（電源用、ＪＮ２Ｗ）は定格電流１３Ａ、定格電圧４００ＶＡＣ、耐電圧２０００ＶＡＣ、絶縁抵抗１０００ＭΩ以上、ハンダ結線（ＡＷＧ＃１４以下）、挿抜寿命５００回。