業務用情報端末向けIEEE802.11b/g対応の無線LANモジュール「WL101C」

　ＳＭＫは２８日、ＩＥＥＥ８０２.１１ｂ/ｇ対応無線ＬＡＮモジュール「ＷＬ１０１Ｃ」を開発、１２月から受注活動を開始すると発表した。
　 ソフトウエア、ファームウエアのカスタマイズにも対応できる仕様で、機器組み込みに最適。サンプル価格は２万円。０９年１月から量産を開始する。

　 無線ＬＡＮは、コンシューマ市場に加え、インダストリー市場でも普及が急速に進んでおり、特にオーダーエントリー端末、ハンディターミナル、Ｗｅｂターミナル、業務用プリンタなどの業務用情報端末の需要が増大している。

　 従来、業務用情報端末への無線ＬＡＮモジュールの採用は、サイズや消費電力など採用条件が厳しく、ごく一部の機器に限られていた。今回、業務用情報端末への無線ＬＡＮ搭載への要求に応えるため、機器組込み型の無線ＬＡＮモジュールを開発、商品化したもの。
　 ソフトウエア、ファームウエアのカスタマイズにも対応できる仕様になっており、機器組み込みに最適。機器との接続はコネクタで容易に行える。各種情報通信端末に組み込むことで、容易にワイヤレスネットワークを可能とする。

　 ＩＥＥＥ８０２.１１ｂ/ｇに対応し、最大通信速度は５４メガｂｐｓ。指定のアンテナとの組み合わせで電波法取得を予定しており、初期費用の軽減に貢献する。小ロットの受注にも対応する（５００台/ロット）。機器組込み時に容易に評価可能な専用評価キット、およびサンプルを用意した。

　 使用周波数帯は２４１４―２４８４メガヘルツ。無線ＬＡＮ規格はＩＥＥＥ８０２.１１ｂ/ｇ。ホストインターフェイスはＳＤＩＯ。変調方式はＤＦＤＭ/ＤＳＳＳ。電源電圧ＤＣ３.３Ｖ。外形寸法２５.５×３０.５×６ミリメートル。