電波プロダクトニュース
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シャープ シャープは業界トップを切って画素密 度100ピクセル/インチ(ppi)以上の高精細TFT液晶ディスプレイ「ワンダーピ クス」シリーズの量産を8月から開始する。 ノートPC、PCモニターや業務用モニター、携帯機器などで強いTFT液晶の高精 細化の要望に応えたもので、8月から三重第2工場(ガラスサイズ680×880ミリラ イン、ガラス処理能力月3万1,500枚)で生産する。当初を月産10万枚(20型換算) で立ち上げ、12月までに月産12万枚(同)のフル生産に入る。液晶テレビと並ぶ三重 第2工場の主力パネルにする。 これまでTFT液晶では画素密度100ppiが限界と言われていたが、アクリル系 樹脂を層間絶縁膜に使用。バスライン配線に低抵抗のアルミ系複合配線材料を用いる独自 の超高開口率技術「UHA(Ultra High Aperture)技術」を採用。 高開口率技術を採用していない従来パネルで48%だった開口率を70%に向上した。高 輝度化と高精細化の両立を図りながら低消費電力化を実現した。 まず、ノートPC、PCモニター用の13・3型SXGAプラス(ppi132、画 素数147万、画素ピッチ0.1935ミリ)/14.1型SXGAプラス(124、 同、02040ミリ)/15型SXGAプラス(117、同、0.2175ミリ)/15 型UXGA(133、192万、0.1905ミリ)/20型UXGA(102、同、 0.2490ミリ)を月産10万枚(同)で供給する。SXGA品が輝度150カンデラ/ 平方メートル、UXGA品が200カンデラ/平方メートル。コントラストすべて300 対1。年内にはNTT向けの28型QSXGA(116、524万)の量産を始め、来 春、PDA向けに200ppiの高精細中型パネルの量産に入る予定。 価格はこれまでのXGA品よりSXGA品は10%、UXGA品は20%高くする。 ノートPC、PCモニターのメーカー各社にこれまでの領域とはちがう高付加価値パネル として供給。高付加価値商品作りを一体となって進める。
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