従来の金属材料の代替品として設計柔軟性に優れトータルコスト低減に寄与するUSBフラッシュメモリー・ドライブのコネクタ材料として使用されるPEEK樹脂

　ビクトレックスジャパン（東京都港区、リチャード・オカップニャック社長）は２０日、フラッシュ・ストレージ・デバイス大手の台湾ＩｎｎｏＤｉｓｋ（イノディスク）社のＵＳＢフラッシュメモリー・ドライブのコネクタ材料に、従来の金属材料の代替として同社のＶＩＣＴＲＥＸ　ＰＥＥＫ樹脂が採用されたと発表した。

　 従来の金属製コネクタは、全世界のメーカーに共通して使用されており、寸法はＵＳＢコンプライアンス委員会により標準化されている。イノディスク社は、ＵＳＢドライブの設計およびコストの観点から、設計柔軟性に優れ、短期間で商品化が期待でき、トータルコスト低減に寄与するＶＩＣＴＲＥＸ　ＰＥＥＫを選択した。

　 金属製コネクタとＵＳＢドライブ本体をＶＩＣＴＲＥＸ　ＰＥＥＫにより一体化したワンピース・デザインを採用したことで、製造工程の大幅な簡素化、製品の軽量化が可能となり、また、ＵＳＢドライブ全体の厚さをコネクタ部分の厚さと同一にでき、厚さ４.６ミリメートル、重さ約３グラムと市場で最薄・最軽量のＵＳＢドライブを実現した。